インターナショナルスクールのカリキュラム
アメリカ系

インターナショナルスクール進学を検討中の保護者のための、進学前に知っておきたいことをまとめてみました。この内容は、マレーシア国内で発行されている日本語情報誌Senyum(セニョーム)さんに寄稿させていただいているインターナショナルスクール特集の記事を再編集したものです。

クラン川に沿って発展したクアラルンプールととスランゴール州を併せた地域をクランバリー(Klang Valley)と呼びますが、この地域だけで100校近いインターナショナルスクール(以下、インター校)があることはご存知でしょうか。マレーシア国内にある全インター校の半数以上がこの地域に集まっていますが、お子さんをインター校へ進学させることを決めた場合には、その中からお子さんに合った進学先を選びたいものです。そこで今回からは、学校選びの重要なポイントとなる、各校が採用するカリキュラムの違いをご説明します

アメリカ系カリキュラム

義務教育修了資格も大学入学資格も試験を経て取得できるイギリス系に比べると、日本のカリキュラムに似ているのがアメリカ系カリキュラムです。

アメリカ国内には、イギリス系カリキュラムに見られるような共通カリキュラムがありません。クアラルンプールとスランゴール州を併せたクランバリー内でアメリカ系カリキュラムを採用しているインター校は、International School of Kuala Lumpur(ISKL)、Mont Kiara International School (MKIS)、Oasis International School of Kuala Lumpur(OISKL)の3校がありますが、いずれのインター校もWASCCISといったアメリカ国内にある資格認定団体の認定に基づく大学入学資格が取得できる学校です。

アメリカ系カリキュラムは、イギリス系カリキュラムのような統一試験がないのも特徴です。ISKLを例にあげると、High schoolを卒業するためには22単位の取得が必要ですが、全ての単位を取得すると高校卒業証書(High school diploma)を取得することができ、この証書は日本を含めたアメリカ以外の国の大学入学資格にもなります。

上記のアメリカ系カリキュラム採用インター校はいずれも新年度は8月上旬に開講し、1学期(8月〜12月)、2学期(1月〜6月)の2学期制を採用しています。

WASCとは

Western Association of Schools and Colleges(米国西部地域私立学校大学協会)は、アメリカに本部がある教育資格認定機関で、この機関によって認定された資格は世界的な資格として有用される。WASC認定校で12年の課程を修了した18歳以上の者には、大学入学資格が認められている。

CISとは

Council of International Schools(インターナショナルスクール評議会)はイギリスに本部があり、116カ国、730以上の学校が加盟し、620以上の大学が認定する国際的な教育認定組織。CIS認定校で12年の課程を修了した18歳以上の者には、大学入学資格が認められている

 

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