インターナショナルスクールのカリキュラム
イギリス系 その1
インターナショナルスクール進学を検討中の保護者のための、進学前に知っておきたいことをまとめてみました。この内容は、マレーシア国内で発行されている日本語情報誌Senyum(セニョーム)さんに寄稿させていただいているインターナショナルスクール特集の記事を再編集したものです。
イギリス系カリキュラム
かつてはイギリスの植民地だったこともあるマレーシア。その影響からかこの国のインター校では最も一般的なカリキュラムがイギリス系カリキュラムです。
試験科目や統一試験の種類により、ケンブリッジ式(CIE: Cambridge International Examinations)とエデクセル式(Edexcel)とに分かれますが、カリキュラム自体に大きな違いはありません。イギリス系カリキュラム採用校の大半は新年度が8月末から9月初旬に開講し、1学期(9月〜12月)、2学期(1月〜4月)、3学期(4月〜7月)の3学期制を採用しますが、1月初旬に新年度が開講し、1学期(1月〜4月)、2学期(5月〜7月)、3学期(8月〜11月)の3学期制を採用する学校もあります。
9月に新年度が始まるインター校では11年生の5月~6月(履修科目によっては10年生の10月~11月)に、また1月に新年度が始まるインター校では同じく11年生の10月~11月(履修科目によっては10年生の5月~6月)に、イギリスの義務教育修了証書に当たるIGCSE(International General Certificate of Secondary Education)取得のための統一試験を受験します。この試験では科目ごとにA〜Gの7段階評価で評価され、5科目以上で平均評定がC以上(ただし、必修科目の英語と数学はそれぞれがC以上)ならば合格となり、義務教育修了証書を取得することができます。
*統一試験とは
特定のカリキュラムを履修する生徒全員に課せられる試験のことで、この統一試験で一定以上の成績を収めた場合にのみ、義務教育修了資格や大学入学資格を得ることができます。