インターナショナルスクールのカリキュラム
オーストラリア系

インターナショナルスクール進学を検討中の保護者のための、進学前に知っておきたいことをまとめてみました。この内容は、マレーシア国内で発行されている日本語情報誌Senyum(セニョーム)さんに寄稿させていただいているインターナショナルスクール特集の記事を再編集したものです。

クラン川に沿って発展したクアラルンプールととスランゴール州を併せた地域をクランバリー(Klang Valley)と呼びますが、この地域だけで100校近いインターナショナルスクール(以下、インター校)があることはご存知でしょうか。マレーシア国内にある全インター校の半数以上がこの地域に集まっていますが、お子さんをインター校へ進学させることを決めた場合には、その中からお子さんに合った進学先を選びたいものです。そこで今回からは、学校選びの重要なポイントとなる、各校が採用するカリキュラムの違いをご説明します

オーストラリア系カリキュラム

前回ご紹介したカナダ系カリキュラムと同様に、オーストラリアも各州でカリキュラムが異なります。クアラルンプールとスランゴール州近辺でオーストラリア系カリキュラムを採用しているインター校は2校あります。

スランゴール州スリクンバンガンにあるAustralian International School Malaysia(AISM)は、ニューサウスウェールズ州のカリキュラムを採用したインター校で、同じスランゴール州のシャーアラムにあるPeninsula International School Australia(PISA)はヴィクトリア州のカリキュラムを採用しています。

年間の授業日程は、両校ともオーストラリア同様に1月下旬に新年度が始まり、12月上旬に年度が終了します。また両校ともに4学期制を採用しており、それぞれ第1学期(1月~3月)、第2学期(4月~6月)、第3学期(7月~9月)、第4学期(10月~12月)となっています。

オーストラリアのカリキュラムでは最終学年となる12年生の最終学期に、高校卒業資格となる高等教育修了証を取得するための統一試験を受験します。AISMはニューサウスウェールズ州カリキュラムに基づくHigher School Certificate(HSC)が、PISAではヴィクトリア州カリキュラムに基づくVictorian Certificate of Education(VCE)が高校教育修了証にあたり、その成績はオーストラリアの大学へ進学する際の合否判断の基準となります。またHSC、VCEともオーストラリアはもちろん、自日本も含めた他国の大学入学資格にもなります。

 

 

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