マレーシアの公立校は新年度も通学と在宅の選択が可能に
マレーシアの公立学校は現在、年度末の休暇中で、新年度は3月21日に始まりますが、マレーシア政府教育省は新年度開校後は、保護者が子どもを登校させるか否かを決定することができるという方針を発表しました。
新型コロナウィルスの新規感染者数が再び3万人を超えたマレーシアですが、新年度を前に子どもの登校には消極的な保護者もいることから、登校しないことを保護者が選択した場合でも欠席扱いとはならないと、ラジ・ジディン教育相が述べていると英字紙ニューストレイトタイムズが報じています。ただし通学しない場合でも、子どもの在籍校には保護者による事前の連絡が必要ということです。
またこの記事では、原則としてこれまで通り、生徒は制服着用の上での登校を求められるものの、新年度開校時に成長して制服のサイズが合わなくなっている生徒については、家庭の事情を考慮した上で、私服での登校が認められることも報じられています。
この他、学校での新型コロナウィルス感染拡大を防ぐための対策として、通学してくる生徒の1割を無作為に選んだ上で、自宅での新型コロウィルス検査を行い、その結果を学校に報告する制度を前年度に引き続き行なっていく方針も明らかになっています。
なお教育省は既に中等学校に通う生徒については3月21日から2週間は通学せず自宅でのオンラインの授業を受け、実際に投稿するのは4月4日からとなることを発表した他、生徒数が600人を超える学校はマレーシアの公立校、インターナショナルスクールを問わず、生徒を複数のグループに分けて週ごとに登校するグループを交代するローテーションシステムを採用することを求めるとしています。